こんにちは。
今回は久しぶりの鞄シリーズです。以前レインボーカントリーのヘルメットバッグ記事でトラッパーズキャリーオールとヘルメットバッグは「アメカジ界の2代巨頭」と書きましたが(私が思ってるだけ)、その一方の雄トラッパーズキャリーオールです。
3つありますので、このGW中に1つずつ記事にしようと思ってたんですが、めんどくさいので3つ一気に行きます。
トラッパーズキャリーオールを知らない人はこちらを見るかググって下さい。
写真多いので目次も作っときました。
では
その1
トラッパーズキャリーオールと言えばこのデザインですかね。これは上でリンクしたキャメルの方です。
アメリカのモンタナレザーは私が持ってる中では1番オイリーな革ですね。銀面は若干起毛してますがヌバックではないです。
イタリアのオイルドレザーと違ってこのアメリカンはあそこまで艶々にはなりませんけど、重さは同じくらい重いですね。
正面
トラッパーズキャリーオール1番の特徴はこのリベットとステッチ貫通デザインですね。これは中に付いてるポケットを停めてるリベットとステッチを裏地あるのにワザと見せてるんですよ。
リベットはポケットの方が表なのでこちらは裏側です。
サイド
補強はなくそのまま縫い合わせ。
ここはクロスステッチとリベットで補強してありますので革が破れない限り大丈夫でしょう。
裏面
外ポケット付き。こちらもステッチとリベットが見えますね。
ポケットの色が違いますけど、これは革を見てたら「オイル入れたら一発で色変わる革ちゃう?」と思って2段階ほど色が濃かったポケットに入れてみたら案の定でした。2トーンが強調されてお気に入りなんですよ。
リベットは裏の方に当て革あり。
銀面は見ての通り弱いので傷は気にせず雑に使ってます。
ギボシで留めてる所は色抜けしてますね。オイルドレザーなんで抜ける所と黒ずむ所の差が激しいです。
ここは別革でダークシールブラウンです。
トップは切りっぱなし。補強で別革を見返してますね。
表からも分かる大ポケット1つと小ポケット2つ。革は見返しと同じ革。
小はタバコとスマホ入れに使ってます。
ショルダーはコットン&レザー。金具も小降りで可愛いですし、ギボシ留めのベルトも面白い仕様です。
このショルダーは肩に重みが掛からなくて素晴らしいですね。
装着。
このその1はコリンボ10周年で復活したモデルです。1回ジッパーモデルにモデルチェンジされてたんですが初期型モデルを復刻したんですね。まぁコリンボ創業時はアメカジから離れてたので初期のは知らないんですけどね。。
ジッパーと違って完全に閉まらないので使用頻度は少なめですが、革の性質上エイジングが進んでるというか傷だらけになって色は濃くなってますね。これはボロボロにしたいんですが間違いなくなるでしょう。
ではジッパーモデルにモデルチェンジしたのが
その2
特徴は同じですが、デザインはかなり違いますね。
革はライトブラウンのカウハイド。色で分かりにくいですが艶々です。
ジッパー部はマチなし。持ち手のデザインが変わってます。
ウォルデスジッパー。テープの色も良いですね。
こんなん付いてますけどまぁ使いませんね。邪魔です。
リベットが表打ちで当て革ありになってますね。
サイドは別革の補強入りで上まで1枚革です。このステッチングが素晴らしいですね。
底はサイドと同じ革。マチもたっぷりありますけど、サイズ的にはありすぎですね。
こちらもリベットは表打ち。
中の仕様は同じですけど、ポケットの革はボディと同じ革使ってます。
リベットは裏も同じなのでその1とは違いますね。
ショルダーはコットンテープの色が違うだけで同じ仕様です。その2は手持ち専用で使ってるのでほぼ新品ですね。
装着。
私はその2のデザインの方が好きなんですよ。ジッパーでサイズも丁度いいですしね。結構使ってますけど色的に成長は遅め。雨の日は持ち出しませんけどね。オイルドレザーではないのでその1よりかなり軽いのも助かります。
ではその1と並べてみました。
高さと底幅、底マチはほぼ同じですが、その1の方が上に行くほど広がって行くので大きさは結構違います。デザインの好みは分かれるでしょうね。
ここはどちらが強いんでしょうね?鞄は現在8個ローテしてますし、ファッションでも変わりますので痛む事はないでしょうけど。
これだけ違うと入る量もだいぶ違います。持ち手の太さもその2の方が細くて持ちやすいですね。
トラッパーズキャリーオールはこの持ち手が強いんですよ。まだクタッとして寝る兆候もないですからね。
ではラストの
その3
これは知らない人も多いでしょう。別注のレア物です。
横長で造りもだいぶ違いますね。2トーン?
使ってる革は3種類。
茶芯の表革とウェットブルーの表面だけ塗った表革、裏革を使ったベロアです。
表と裏を使った同色別革の鞄なんてそうはないでしょうね。
どちらも基本切りっぱなしですが表革でサイドだけパイピングされてます。トップも毛羽立つんでして欲しかったんですけどねぇ。
裏革は毛足が長いベロアをオイルで寝かしたオイルドベロアです。
コリンボは一時期オイルドベロアを多用してましたね。
持ち手等、負荷が掛かる所はクロームなめしが強いんでしょうね。
内ポケットは3つ。
サイドも同じく表裏コンビ。形は底が1番広い3角形です。
ここもクロームなめしの革。2重で分厚いですけどリベットないのは不安ですね。
ジッパーテープを縫い付けてるのは裏革。これも茶芯ですね。表裏を塗ったサンドイッチ仕様です。
ここがボタン留めなのは初めて見ましたね。
ポケットは横長仕様なので大きいです。リベットはその1と同じ。内ポケットのステッチはないですね。
茶芯の下地がだいぶ濃いモカなのでまた見え方が違います。コレはコレで良いですね。
底に表側重ねてます。
その2と違ってジッパーマチもあります。
裏地はカモフラ。内ポケットは小さいんですよね。10年前はこれでもよかったんですけど今では厳しいです。
こちらは裏地を使った全面大ポケットなのでステッチなかったんですよ。
何かパッチが見えますね。
はい、ポーキーズ別注です。
正確にはトラッパーズキャリーオールを元にした違う鞄なんですけど、ここではトラッパーズキャリーオールとして扱ってます。
ショルダーはコットンで革の肩当て仕様。私、肩当て大嫌いなんですよね。
ポーキーズの赤タブ付き。
付けるとこんな感じですが……
こっち使ってます。
はい、このポーキーズ別注は茶色の表革2トーンもあったんですけど表裏コンビのこちらを選びました。黒は好きな色ではないんですけど、ファッション的に黒い鞄は一つは要りましたしね。
正直持ってる鞄で1番大事に使ってるのがこれです。ポーキーズのI君がこれをボロボロになるまで使ってて痛む箇所わかってますから、今後も出番は少なめでしょう。
3兄弟勢揃い。
このトラッパーズキャリーオールは1番好きな鞄なんですよ。このリベットとステッチがたまりませんし人それぞれ好きな鞄の形があると思いますけど、私はこの2wayタイプの使い勝手が好きなんですよね。あと毎回生地が違う(同じ生地は2度と使わない)所はファンには困るんですけどね。コットンのも1つは欲しいです。
鞄もファッションの1つですし3つ共デザイン違うので飽きる事なく使えますから死ぬまで使い込むのは確定してます。ただ革ジャンと同じで鞄も多いので全然育たないのが悩みの種ですね。
次回鞄シリーズが有ればレインボーカントリーのヘルメットバッグとトートバッグ、それと何かもう1つ紹介したいと思います。では。