FADED BLUE

デニム&レザー育成ブログ

次に育てるカバーオール

こんにちは。

TCBを終わらせたので次のカバーオールです。

ジージャンもウォバッシュカバーオールも1年程経って、それなりには育ってますし新しいのを育てたくなりましてね。今年はこれメインで育てますよ。

 

 

では紹介です。

 

 

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太めのブラウンストライプ。デニムやウォバッシュではなく「織りストライプ」で気分転換します。

 

 

チケットが見えててバレバレですが……

 

 

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「オーバーオールと言うな、アイアンオールズと言え!」

 


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エクスプレスストライプ!
 

という訳で、フリーホイーラーズの

アイアンオールズ実名復刻カバーオール

です。

このカバーオールは他にデニム、ウォバッシュ、ブラックウォバッシュがありますけど珍しいエクスプレスストライプにしときました。

 

シルエットは現代的にリファインされてますが、カバーオール臭さはしっかり残ってます。生地はライトオンスでもやや厚めで11オンスぐらいですかね。

 

 

では各部。

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あまり好きではない台襟、チンスト付き。大きめの襟は2枚使いのトリプルステッチ。

ステッチは茶色で生地と同色、これが良いですね。

 

台襟付きは第一ボタン留めて着たくなりますねぇ、直線的な襟が綺麗です。

 


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チンストは収納出来ます。邪魔なんでこれは助かりますね。

台襟はかなり高いです。

 


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ボタンはここだけ艶なし黒塗りの打ち込みドーナツボタン。

既にエッジは剥げてます。

 


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ペラペラの紙パッチは台襟に乗っかかって付いてます。

 

ロットNo.が百ですね(笑)

 


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実名チェンジボタン!ヘラーズカフェでは使えませんもんね。

 

接写したのでよく分かる生地は左綾。見返し止めはシングルステッチ。

 

 

ポケット

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特徴的な形とステッチングの左胸ポケット。

確かに懐中時計落ちませんけど、取り出すのも大変です。端にペン差しもあります。

 


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右胸。

普通のホームベース形。カンヌキも茶色ステッチ。

内ポケットのステッチも見えますね。

 


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腰。

デカくて全部写ってませんがこちらもホームベース形で補強布はなし。

ポケットは前見頃との柄合わせはされてませんね。

 


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ポケット口の縫い代は2つ折り。

ロックなしですが、ほつれないんですかね?

 


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内ポケ。

ポケットは全部生地縦使いですね。

 

ボタン側の見返しは所々をカンヌキ留めのみ。

 


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こういう事ですね、ガードしてくれてます。

こんな仕様は初めて見ました。

 

 

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肩の巻き縫い、トリプルステッチ。

 


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腕は生地2枚使いのトリプルステッチ。見返し止めはダブルステッチ。

 

腕の全体図は撮ってませんけど、アームホールは太くも細くもないですが肘から袖まではそんなに絞ってないですね。私のカバーオールの中では1番太いです。

 

 

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カフスベルト付き。2枚生地を腕の巻き縫いと一緒に縫い付け。

ボタンが離れ過ぎてて調整用には使えませんね、もう少しボタン同士が寄ってたらよかったんですが。なんとかボタンは留めれますが確実に血止まります。。

 

100年前のワーカーならこれだけ絞ると何も異物は入ってこないのでよかったんでしょうけどね。

 


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袖は小振りな打ち込みボタン。全て大文字でRが足短Rですね。

チェンジボタンもですが、材質はわかりません。

 


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裏見返し。

生地横で使ってます。

 


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裾はカバーオール定番の三つ折り、シングルステッチ。

 


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背中は2枚使いの普通のカバーオール仕様。肩の見頃繫ぎの巻き縫いが背中側で巻いてあります。

 

シルエットは微妙にAライン。脇からウエストまで真っ直ぐ下りてそこから少し広がってるだけなのでフェローズのウォバッシュカバーオールとはまた違いますね。

着丈は私のカバーオールの中で1番長かったです。

 

ステッチは全て生地同色の茶色、巻き縫いも全てトリプルステッチでした。

 

 

ここでヒッコリーストライプとの比較
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ヒッコリーストライプはだいたいインディゴ糸の方が白糸より倍ぐらいの太さがありますよね。このエクスプレスストライプはインディゴ糸より茶糸の方が若干太いか同じ太さに見えますけどこれが曲者なんですよ。

ヒッコリーの方が見栄えは良く着てても細身に見えます。エクスプレスの方が野暮ったく横に広がってるように見えますね。

 

 

参考画像

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ビンテージのワンウォッシュぐらい

 


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かなり使い込んだビンテージ

 

勿論これとは生地は別物ですけど、結構白く色落ちしてますね。茶色もそれなりに残ってるので、これなら腕も白く育ってくれそうです。

茶色は硫化染めでしょうから1回の洗濯で一気に落ちるのだけは注意ですね。

 

 

はい、嫌いなチンスト台襟付きなのでマイナスポイントもありますが、それを補って余りある変わった生地、デザイン、実名復刻という事で買っときました。

こんな生地育ててる人いませんからね、どうなるか楽しみです。とは言え、デニムやウォバッシュのようには行かないでしょうし1〜2回洗濯して想像してたのと違ったら中止して次のに行きますけどね。

 

 

 

撮影は一月程前なので、既にワンウォッシュして馴染ませてしっかり着込んでます。

 

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フリホにしては肩幅狭め、腕短め、身幅細め。着丈もギリギリ許容範囲内です。高い台襟は着てると違和感ありますけど昔のレイルローダーっぽく見えるのが良いですね。

 

では、秋まで着込んいきます。