こんにちは。
TCBのデニムカバーオールが約1年5ヶ月を迎えました。前回から60日着て洗濯しています。
ライトオンスで洗濯も重ねてますので、もうテロンテロンで非常に着やすくなってますね。
では全体図
ここまで育ってくれました。
今回の洗濯でかなり青くなり、納得の出来になりましたので今回で完成として記事は「最終回」にします。ダメージも出てますし後は白くなっていくだけですからね。
襟前の色落ちが進みましたね。フェローズのはそんなに色落ちしてないので謎なんですけど。
このカバーオール1番のお気に入りの襟から見返しにかけての黒ステッチとダブルステッチ。
浮かび上がるパッカリングが堪りませんね。
ステッチの色落ちも進みました。右側のボタンホール側が外に来ますので色落ちの差になってますね。
裏見返しとボディとの色の違い。
4つのポケット
懐中時計ポケットの縫い代の折り返しが衝撃的でしたがアタリも出てアクセントになってますね。
水色カンドメも目立たなくなりました。フラップや当て布のアタリも文句ないですしパッカリングも素晴らしかったです。
縦落ちもしっかりしてますしね。
フロント全景。
やはり縫製糸の色の使い分けが良かったですね。ビンテージには多いですけど、最近してるブランドは余りありませんもんね。
左腕
アームホールも絶妙なサイズでした。
巻き縫いのパッカリング、見返しのアタリも素晴らしいですね。
右腕
利き手だけあってこちらの方が巻き縫いのダメージが多いです。指が入る所もありますね。
しかしトリプルステッチのパッカリングは何故こんなに出るんでしょうね。私はTCBさんを「パッカリングの魔術師」と呼んでますけど、巻き縫いトリプルステッチはTCB製品を買っとけば間違いはないでしょう。
袖先とボディの色の差。
ここまで差が付きました。
こちらの色の差も出ますが、袖のボタンにまで色の差が出てます。面白いですね。
背中側全景。
上下の色の差もはっきりわかりますね。後ろは巻き縫いの白ステッチとパッカリングが強烈です。
まぁ巻き縫いしかないんですけどね(笑)
アームホール周辺も色落ち進みました。
巻き縫いのパッカリングと縦落ち。
ライトオンスの適度で短い縦落ちが美しいですね。コレぐらいの縦落ちが好みです。
縦落ちはもっと着込めばまだ出るでしょうけどね。
センター合わせのパッカリングと裾。
裾はもう少し幅狭い方が良かったですかね。
蛍光灯下撮影。こちらの方が独特の青みが分かりますね。
このカバーオールの元ネタは胸のマークを見る限りオックスハイドなんでしょうね。
ちょっと単独では色味がわかりにくいので504Zと比較してみました。
正直、L e eのMR付きになった頃のジェルトデニムよりはいい色してると思うのはオーナーの贔屓目でしょうかね?
はい、TCBはやはり縫製が素晴らしかったですね。ファクトリーブランドなのでパッカリングが出る縫製なんかは知り尽くしてるんでしょう。使ってるのもカスタムしたビンテージミシンですしね。
生地も適度な縦落ちと50年代のストア系ブランドを彷彿とさせる青みの出てくる生地で面白かったです。他の製品もそうですが、社長さんの生地を選ぶ目はほんと凄いと思いますね。
シルエットも絶妙でした。このカバーオールはそこまで細くはなかったですけど、90年代のレプリカカバーオールを知ってる身としては試着した時の衝撃は凄かったですよ。ご存知のように社長さんは強烈なデブなのに製品は逆に細身なんですよね。
最近はパターンがビンテージのまんまというブランドはほぼ無いですけど、だいたいトップの人の体型でブランドの型紙パターンって決まる事が結構多いんですけどね。
ブランド最初のカバーオールという事でオリジナルボタンではなかったのだけが残念でしたけど、価格も手頃で買って良かった、育て甲斐のあるカバーオールでした。
今後は春秋の外出着として偶に着て行きます。で、1年に1回ぐらいは洗濯しますかね。
では。