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デニム&レザー育成ブログ

フリーホイーラーズ “BAKE HEAD”ワークパンツ Part1

こんにちは。

今回は次の穿き込みパンツの紹介になります。8、9月は504ZXX穿いて終わらせますので、10月からの穿き込みになりますね。

タイトルにある通り所謂5ポケットのジーンズではなく初のワークパンツになります(ジーンズもワークパンツですが、作りが違うのでこのブログでは別物として扱います)。今回はジーパン以外にしようと思いデニムトラウザーと迷いましたけどこのワークパンツにしました。

 

ではどんなんでしょうか?

 

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う〜ん、全然見た事ない顔で新鮮ですねぇ。フリホのオリジナルデザインですが非常にシンプルに作られてます。時代的には1930年代頃までですね。

特徴は足の両巻縫い、6ポケット、7本ベルトループ、サスペンダーボタンとシンチ付き、ポケットの形ですね。シルエットは腰周りとワタリにゆとりがあって太いけど膝から下はキツいテーパードの(裾幅19センチ)フリホのワークパンツに多い独特の形です。

 

フリホのデニムワークパンツと言えば、デリックマンとロングショアマンが有名で定番化されてますけど、このベイクヘッドは2020年に出た新作です。

生地は601XX47モデルと同じ右綾14オンス。やや打ち込み多めで縦落ち系です。上記2種よりシンプルなデザインで仕様が私のほぼ理想通りのワークパンツでしたので購入しました。フリホのXX生地も穿いてみたかったですしね。

サイズは1番小さい28インチですけど、フリホのワークパンツはウエスト大きめの作りなので実質29インチ程はあります。なのでオーバーサイズ穿きになりますので、今回腰周りのヒゲは捨てて行きます。捨てるというか、大きくて生地余ってる皺は物理的に絶対色落ちしませんので、今回はゆったりとした穿き心地を吊って楽しみます。

 

 

では詳細を。


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フロントはポケット口が真っ直ぐでウォッチポケットがほぼ剥き出しです。このポケットの角度とオーバーサイズなので手は簡単にすっぽりと入りますね。

ボタンが黒塗りなのは見慣れません。

 

このパンツはリベット未使用で補強は全てカンドメ。ステッチは薄いイエローとカンドメの薄いオレンジの2色使いです。

 


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ボタンフライ。

ボタンのアタリ出そうです。

 


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フリホお得意のワンピースフライ。

 


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なので繋がってます。

 


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ボタンは鉄製の黒塗り艶なし。股上深いので4つボタン仕様です。

 

 

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腰帯は上シングルで下はチェーンのダブル。Lee仕様ですがこの仕様を穿くのは初めてですね。

 


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サイド巻縫いで耳はないんですけど、ベルトループに使われてました。ダブルステッチなのでベルトループ用ミシンはまだ無い時代なんですね。

 


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縦に短く横に広いウォッチポケット。耳付きなので生地横使い、向こう布も横使いです。

 


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見返しかと思ったら折り返し仕様でした。

 

 

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ポケット口の縫製は広めですけど、パッカリング出てますね。これは楽しみです。

 

 

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トップボタンは打ち抜き。

 


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サスペンダーボタンは縫い付け。

 


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サスペンダーボタンが薄いのでベルトしても違和感ないですね。流石の仕様です。

 

 

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ジーパンと1番違うのはアウトサイドの巻縫い仕様ですね。違和感半端ないです。

ジーパン以外のパンツではなんぼか持ってますけど、インディゴ染めとは別物ですからね。

 


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両サイドの巻縫い。

違和感ありますけどここがこのパンツ1番の見所なので楽しみな部分でもあります。14オンスとワークパンツにしては厚い生地ですけど細かいパッカリングが出始めてますね。ここのパッカリングが出ないのは絶対許されないのでトリプルではなくダブルステッチ巻縫いのコレを選んでます。

捻れて両足丸見えの巻縫いもええもんですね。色落ち進むのが楽しみ過ぎます。

 


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裾は元々シングルでしたけど悩んだ末にD and Hさんにチェーンで頼みました。でもジーパンと差別化してシングルでよかったかもですね。

巻縫いパッカリングとの対比を楽しみます。

 

 

お尻
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ちゃんと100年前のワークパンツっぽい顔をしてますね。下めに付いてるシンチと末広がりで大きめのポケットが面白いです。ポケット下部にステッチがあるとだいぶ表情変わります。

 

 

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ベルトループがシンチに乗ってる仕様です。ただシンチの位置は下過ぎますね。これが大問題なんですよ。

 


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思いっきり絞るとこんな感じ。ウエストではなくヒップが小さくなります。

 


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全快だと見た目が不細工なんですよ、センター巻縫いの所がぷくっと膨れて穿くともっと酷いのでね。基本サスペンダーで吊るのでお尻丸見えですから。オーバーサイズでも少しはお尻のフィット感欲しいのでどれくらい絞るか悩みますね。

 

 

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シンチは針付きのユニオンメイド文字入りでこちらも艶消し黒。フリホのワークパンツはなんぼか持ってますけど全部針シンチですね。貫通防止に少し削って丸くしました。

 

 

 

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ワークパンツはバックヨークがない仕様が多いですけどコレはあり。バックヨーク側が上に来る巻縫いはラングラー仕様ですね。

 


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センター合わせは右上。

 

 

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この変な形のポケットも面白いと思って買いましたけど穿くとかなり不細工でした。。末広がりの形で内向きに斜めに取り付けられているのと大きすぎるからでしょう。下部にはシャンブレーの当て布あるのでアタリがどうなるか見ものですね。

 

 

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ジーパンにはない6個目のポケット。

思ってたより小さかったので普段穿きでは入れるものないですね。ジッポは入りますけど深すぎて取れませんし。何か入れてアタリ付けたかったんですけどね。

 

 

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パッチはユニオンスペシャルの小さい布パッチ。ワークパンツやペインターパンツに多い仕様です。

 

 

はい、こんな感じのワークパンツを育てて行きます。流石に27年程ジーパン生活続けてきてると飽きますわね。当分は戦後のリーバイスタイプは見たくない気分です。

17年ぶりぐらいにオーバーサイズで穿きますけど、ヒゲ出ませんので最高でも3ヶ月穿いたら洗濯して洗濯回数はやや多めで、最初だけ乾燥機使って後は天日干しで育てて行く予定です。

フルカウントがまだ終わってないので3本穿きになってしまいますが、来年の春までフルカウントは休んでドゥニーム10周年とコレとの2本穿きで行きます。

 

初のデニムワークパンツにブログ初のオーバーサイズ穿き、お楽しみに。