FADED BLUE

デニム&レザー育成ブログ

ダリーズ ルコルド 第1回

こんにちは。

 

暇な夏休みを満喫中なのでブログ更新です。ワクチン1回目は打ったんですけどね。

今回は久しぶりのレザー記事です。このブログはレザーとデニム育成ブログですけど圧倒的にレザー記事の方が人気があるんですよね。セミドレスの履き下ろし記事なんかずっと1位なんで、もういい加減にして欲しいんですけどね。

 

さて、DaleesのLeCordeです。昨年のアメカジお買い物ベスト10記事でチラ見せしてましたが、現状報告です。以前ファインクリークの記事で新品時との比較をしましたけど、今回もアレで行きますので画像多めの長文です。

 

この革ジャンについてはメーカーサイトとバーンストーマーさんのブログに詳しいのでそちらで。

www.deluxeware.net

 

https://barnstormer.eshizuoka.jp/e2074060.html

 

まぁ私はル・コルビジェさんもビンテージのコルビジェジャケットの事も知らなかったんですけどね。このデザインと革質、色に惚れ込んで予約購入しました。

 

ではハンギングから行きますが上が新品時、下が現在のです。

 

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革ジャンでは珍しいプルアップの馬革で1.2ミリ厚、アニリン半艶仕上げです。

これは保管用の太ハンガーで撮ったので見栄えが悪かったですね。新品の撮影日は去年の12月5日でした。

 

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現在の。こちらは撮影用ハンガーで撮ってます。もう2ヶ月程着てませんので腕がだいぶ真っ直ぐに落ちてますが、ここがタンニン鞣しの可塑性と違う所ですね。

腕は筒状になって立体感出てますし、胴回りも私の体型になって来てます。やっぱり革は面白いですね。手入れは普段のブラッシングのみです。

 

 

平置き
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新品時はカッコ悪いですけど、一回着ると皺入りますので貴重な写真です。

 

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やっぱりコレですね、着てなんぼです。

あえて言えば、見た目はクロムエクセルのブラウンに似た革ですかね、シボ以外は。銀面も少し弱く傷入りやすいですけど、プルアップなので直ぐ消えてくれます。

 

 

各部位いきます。

まずは襟
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この革ジャンで一番シボ少ないのが襟ですね。パッカリングも出てきてます。

 

 

フロント
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普通に左前で着てます。こちらは下側の方だからかあまり変化なし。革1枚重ねてダブルステッチですのでもっとボコるでしょう。

正直このボタン位置は留めにくいですね。

 


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こちらの上側になる方がアタッてますね。

ここはルコルドのデザインの一番の特徴で目立ちますのでもっとボコって欲しいです。剣状にとんがってるデザインはかなり好みですね。

 

 

胸ポケット
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フラップ付きのポケットは片玉縁。タバコとジッポ入れてますので育ってます。

スナップボタンが表に出てないデザインもアタリ出るのでよかったですね。

 

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順調にアタッてくれてます。ここのアタリも目立つのでもっと出て欲しいですね。

 

 

ハンドウォーマーポケット
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両玉縁は素晴らしい出来です。もう少し細くても良いと思いますけど革だと難しいんでしょうね。

角度がいいのか、とにかく手が入れやすいのでよく入れてます。ここと肘の色抜けが激しいですね、いい感じです。

 

 

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フロントの見返しはダブルなので幅が広いんですよ。ここは3枚革重なってますので面白いアタリになりそうです。

裏地は千鳥のミディアムネル。腕はもう少し薄い黒のコットン生地です。

 

 

右腕
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馬革ですけどシボ革なのとコンビ鞣しで柔らかいので脱いだ後の皺は浅いです。
ベルトはボタン一つなので調整出来ない飾りですけどバリバリのシボ革です。このシボがアクセントになってて目立ちますね。

 

左腕
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腕は革2枚使いですけど色ムラがかなりあるのがお気に入りです。着込んで新品時よりは無くなってきてますけどね。
ベルトのシボは右よりは少なめ。

 

背中

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シボだらけの背中も張り合わせてる革全て色が微妙に違います。染料の長所でもあり短所でもある所ですが、私は色ムラ大好きなので顔料は絶対嫌ですけどね。

染料とオイルが動いてだいぶ色も濃くなってます。

 

 

背中側の左腕
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肘は出て色抜けも始まってます。

 

 

右腕
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背中4カ所
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こうして比較すると背中が1番育ってるように見えますね。

 

以上です。

 

 

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着画は今年撮ってなかったので去年の12月26日の写真です。

着丈と腕は短め。身幅細めでウエストの絞りもあるテーラードジャケットのようなシルエットです。

 

これは去年のモデルでもうほぼ手に入らないんですけどね。。

しかーし


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今年も色変えて再販されます!継続のブラックと新色のキャメルが。これもいい色でしたねぇ、去年この色あったらかなり迷ったでしょうね。

去年のは作れる数が少なく村松社長でも手に入らなかったそうなんですよ。内見会用のサンプルまで売ったそうですからね。。来年の継続についてはまだ決めてないと社長は仰ってました。

この再販が無ければこの記事書いてなかったでしょう。

 


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今年はこのサックコート「チック」も革で出ますね。ブラウンのサンプルはなかったですけど、革も裏地もルコルドより薄いので着やすかったですよ。コットンのを持ってるし事情もあって私はスルーしましたけどね。

 

その事情とは……

 

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これを予約してるからなんですねぇ。スペシャルモデルなので高いんですよ。これもいつかブログで紹介する事になるでしょう。

 

 

はい、ルコルドですがシボ革のコンビ鞣しという事で最初から柔らかく軽いので着やすかったですね。馴染ませる必要もなかったですし。もう肉体は衰えて行くだけなのでコレぐらいのが楽で良いですね。デザインとシルエットもお気に入りなので絶対に手放す事はないでしょう。

私は馬革以外に羊革と山羊革の革ジャンを持ってますけど、羊より柔らかく山羊と同じくらいですかね。裏地が違うので完全な比較は出来ませんけど。

値段もだいぶ安いので買って損はないですよ。私はレインボーカントリーの馬革好きにこそ着て欲しい革だと思いますね、この革はなかなかのカルチャーショックを受けますよ。メーカーもレインボー辺りとの差別化を狙ってこの革を作ったようですしね。

私の革ジャンでルコルドと時期が被るのはA-1ですけど、勝手に手が伸びるので今年は殆どコレ着てましたから。コレは経年変化も早いので秋はA-1を出来るだけ可愛がってあげないとダメですね。

では。