こんにちは。
5月はブログネタが無いので季節外れですが次のジージャンの紹介です。変な時期に糊落とししましたが、もう一つだけジージャンを育てますよ。
今回、最初から何かは教えません。以前したようなクイズ形式ではないんですけどね、形は直ぐバレますし。何処の何か予想しながら読み進めて下さい。
では背中側から。
誰が見てもリーバイスのファーストタイプ!
生でしたのでワンウォッシュしました。かなり皺々で今までにない生地感ですね。
シンチは針なしなので戦後の最終(後期)型。
では前に回って
パッチは隠しました。ボタンの文字でもわかるので引き気味で。
リーバイスタイプなので右綾、捻れも分かりますね。袖付けは肩のラインから真っ直ぐ付いててかなり横向き、ボディもボックスシルエットのファースト特有の形です。
後期型なのでプリーツ止めのボックスステッチは横長でボタン横に付いてます。赤タブも見えますね。
しかしポケットがかなり小さいですねぇ。デラックスウエアかTCB?
人気のファーストタイプですが人と同じというのが大嫌いな私。このジージャンは一つ変わった所があるんですよ。
それがコレ
ブランケット付き!
私が見てるブログでブランケット付きを育ててる人はいませんねぇ。
リータイプと違ってリーバイスタイプの新品は中見ないと分からないのが面白い所ですね。コレがあるので皺々だったんですよ。コレも色落ちしてくれたら楽しいですけど、どうなりますか。
最近ブランケット付きファーストを出してるブランドありましたかね?ウエアハウスぐらい?
オレンジ耳。やはりウエアハウス?
はい、もう隠して撮る所がないですね。
パッチはこれだ!
ドゥニーム!
まぁこのブログなんでそりゃドゥニームですわね。。元々このブログは溜まりに溜まった旧ドゥニームのストックを育てて行ったら他の人と差別化出来て面白いんとちゃう?という主旨で始めましたからね。
あれっ、この革パッチ何か見た事ありますよね⁉︎
あのジーパンを持って来てっと。
おっーと、同じやんけーー!
はい、もう分かりましたよね。アレとのセットアップです。
正解は……
ドゥニーム10周年 ブランケット付きファーストデニムジャケット
でした!
いやぁ、またまた古いのですいません。これは分かりませんよね。最近のジージャンは他のブログにお任せしますよ。
そう言えばドゥニームは30周年超えてましたね。まぁ新ドゥニームには興味ないので全く知らないんですけどね。
周年物のジージャンは10周年にしかなかったですし、旧ドゥニームのブランケット付きファーストもこれだけのはず(ジーパンはかなり詳しいけどジージャンはあまり知らない)の結構なレア物ですが育てますよ。
これは勿論ジーパンと同じ生地です。ジーパンは1937モデルなのにジージャンは戦後モデルのセットアップなんですねぇ。。まあオリジナルのファースト519XXは1951〜52年の1年間程しか作られてないらしいので後期型しかないですからね。
もう一つの10周年はジーパンは1954モデルでジージャンはセカンドのブランケット付きだったので時代は合うんですけどね。
まあそんな事は正直どうでも良くて、大事なのはとにかく色落ちですからね。「ディテールより色落ち」ですよね、林さん。
では細部を見て行きましょう。ステッチはオレンジとイエロー使いです。
フラップ裏はライトオンスの別生地
赤タブは両面です。
オリジナルのファーストなら必ず片面タブなんですけどね。ドゥニームは国内で赤タブの商標持ってましたので®️付きのこれを使ってるんでしょう。ただ私の持ってる旧ドゥニームで504ZXXだけは何故か片面®️なしを使ってるんですよ、謎です。
ボックスステッチは下側がステッチ重ねて補強されてます。色はイエローの綿糸。
裏側はバックヨークの所以外はきっちり巻かれてます。1番生地が重なるアームホールと脇と袖の所はずらして縫ってますね。柄合わせも頑張ってます。
ブランケットもパッカリング出てる所あるんですよ。
バックシンチのリベットはブランケットを貫通していません。確かウエアハウスのは貫通してましたね。
オリジナルは見たこと無いのでどうなってるのかはわかりません。
カフス付けはチェーンステッチ。
小さく低い襟と短い腰帯。これはファーストのディテールですね。
こちらはドゥニームのファースト特有の小さめのポケット。何かバランス悪いですね。
ブランケットはウールが75%あるので結構暖かいんですよ。だから着れる季節は限定されて短いので、これは冬の部屋着専用として育てていきます。
ヘッドライトもほぼ冬の部屋着やったんですけどね。
今から思えばブランケット付きで39000円は安かったです、ジーパンは高すぎでしたけどね。
では4ヶ月穿いてワンウォッシュしたジーパンとのセットアップ。
ジーパンが進んでるので色が合う事はないんですけどね。シンチ金具が違うのは残念ですけど着たら見えませんし。
ジーパンも洗濯1回で結構落ちてますし、XX生地よりは色落ち早いみたいです。
はい、ブランケット付きもリーバイスのファーストタイプも初体験です。購入は2002年頃なんですけどね。例によってパチスロで大勝ちした時に買ったまま眠ってました。
50歳超えてから着る予定でしたが、無性に着たくなったので前倒ししましたよ。
この裏地付きは表と裏で収縮率違いますし、分厚いのでアタリや皺の入り方は単のとは違ってくるので色落ちに反映されるでしょう。生地の重なる袖と腰帯なんかはめっちゃ分厚く巻縫いもかなりぷっくりしてますのでどうなって行くのか非常に楽しみです。
ただ着心地は最悪ですけどね。。特に腕の分厚さは半端ないです。
シルエットは昔のビンテージ型ですけど少しモデファイしてありますね。
着丈は昔のドゥニームにしては長めの54〜55センチ。背の低い私ならベルトループがギリギリ隠れるぐらいです。
腕のアームホールは太すぎず細すぎず、肘から一気に細くなって行く仕様なのでカフスボタン外さないと脱げません。肩幅は狭いので肩が落ちる事はないですし身幅も細めです。
まぁこれなら育てられますね。
着画(既に少し着込んでます)
Tシャツ&シャンブレーの上に着てこんな感じ。最近のTCBやデラックスウエアのようなスタイリッシュさはないですね。でも90年代のジージャンにしてはだいぶマシで想像してたよりはいいシルエットでした。
裏地付きの割には小さめな作りですが今後プリーツが伸びるとまた変わってくるでしょう。
今年は着始めなので早めの11月頃から3月いっぱいまで着て洗濯の予定です。1年で冬しか着ないので先は長いですがお楽しみに。
バトンタッチ